2008年07月11日

脳と19歳と順位戦

将棋のプロ棋士は、局面を認識するときに一般人とは異なる特有の脳活動が現れることが、理化学研究所と富士通、日本将棋連盟の共同研究で分かった。大脳の頭頂葉の一部が活発化するほか、記憶などに関係する脳波が素早く出現する。盤面から瞬時に最善手を判断するプロ棋士の“直感”を、科学的に解明する糸口になりそうだ。


いきなり引用です。記事元はMSN産経ニュースのこの記事です。
他にもasahi.comizaにも関連記事が出ていました。
asahi.comの見出しも衝撃的ですね。
「プロ棋士の後頭部に「脳ダコ」? 活性化領域を発見」ですからね。脳ダコという名前がこれで一躍有名になるでしょう。

科学の話は弱いのですが、こうして新発見につながったというのは、将棋界としても嬉しいことですね。この話がこれからどんな展開を見せていくのか、注目されます。

19歳で名人挑戦、という話題を見つけました。もちろん将棋界ではなくお隣囲碁界の話題です。
19歳の井山七段が名人挑戦!(MSN産経ニュース)
天才として名を馳せていた井山七段が張栩名人に挑戦するという事で、これは楽しみです。張栩名人も私と同学年ですから、フレッシュな顔合わせですね。

将棋界でも昨日は19歳が活躍しました。竜王戦の本戦トーナメントで糸谷五段が増田五段に快勝しました。得意の右玉から積極的に攻め、気持ち良く勝った感じだと思います。糸谷五段は対右玉、そして右玉、と得意分野で2勝を稼いだ感じです。
次は羽生三冠との対戦。これは注目の一戦となります。

今日はB級1組順位戦。
中継は名人戦棋譜速報


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 12:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
井山裕太氏は八段のようです。
名人戦挑戦者となり規定により八段昇段。

http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000385.htm

記事の時点は7段だからかなあ。
Posted by いしのひげ at 2008年07月11日 15:44
井山八段は十段戦、天元戦などでも活躍中ですね!
Posted by モンチ at 2008年07月11日 20:21
 糸谷さんと井山さんが関西から同時期に登場してきたことには、偶然でないものを感じます。例えば夏目漱石は、江戸時代の終わりに生まれ、明治の年数とちょうど同じく年齢を重ねた人です。三島由紀夫はちょうど大正の終わり生まれで、昭和45年に45歳で自決。糸谷さんや井山さんは昭和の終わり生まれですか。
 ただし、何しろ19歳で名人戦に挑戦することができる囲碁界は、将棋ばかり観ている者には新鮮に映ります(糸谷さんも、羽生名人に一局だけ「挑戦」することになった訳ですが)。韓国並みにトップ棋士の若返りが進むのでしょうか……。囲碁棋士のタイトルホルダーの方々は、何かにつけて、日本代表として「世界戦で勝ちたい」と発言されています。
 でも、私は、世代交代、若返りによってそれが実現するかもしれないとも予想しますが、それこそ将棋のように全棋士参加の順位戦を導入するとか、あるいは奨励会のような厳しいプロ認定制度を実施するとか、はどうだろうか、と思うこともあります。しかし囲碁にはあまりなじまないのかな。よく分かりません。
Posted by KS at 2008年07月12日 14:18
訂正:井山さんは1989年5月生まれですね。「昭和の終わり生まれ」ではありませんね。失礼しました。ただし、上に書いた趣旨は、時代の節目に生まれる人には「何か」があるのでは、ということなので、その考えには変更がありません。
Posted by KS at 2008年07月12日 15:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。