2014年10月31日

第2回電王トーナメントが11/1〜3で開催!初日の解説を担当、展望も書きました

公式HP
1日目放送ページ(私が解説です)

上位5ソフトは第4回電王戦出場となります。

電王トーナメント出馬表という面白いものをTwitterで拾いました。
観戦のお供になるかもしれません。
私の予想も以前の記事を元に作られています。
他の予想も総合すると、Ponanza、AWAKE、Apery、激指が4強。残り1枠を習甦、N4S、やねうら王で争う構図でしょうか。

floodgate(コンピュータ将棋の対局場)のここ2週間のレーティングでは優勝候補筆頭のPonanzaをおさえてAWAKEが1位。Ponanzaは2位に甘んじています。スペックの問題もあって必ずしも本番の実力を表しているわけではないのですが、それでもAWAKEが打倒Ponanzaのかなり近い所にいることは間違いないでしょう。
floodgateには匿名のソフトも多いので、もしかしたら思わぬ強豪が出場するかもしれませんね。

3連休はお天気がイマイチのようなので、ニコ生とモバイル中継で電王トーナメントをゆっくりお楽しみください!


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

佐藤紳六段戦

振り駒で先手になり、横歩取りへ。
後手が△7二銀型から美濃に囲う流れで、序盤の終わりには居飛車対中飛車の対抗形のような構図に。先日の王座戦第5局と似た感じの将棋ですね。

その序盤戦。先手▲が私です。


2014.10.30佐藤紳 朝日杯46手.gif


先手のほうが後手より陣形がだいぶ悪いので戦いにしてはいけません。
ここから▲7八金〜▲6六角〜▲7七玉〜▲6八銀〜▲8八玉と立て直しを図ったのがいい構想だったようです。
この5手で一気に陣形が引き締まり、後手と同等の堅さを作りました。

本局は全体的に落ち着いて指せて、それが勝因でした。
詳しくはモバイル中継や1月号の将棋世界で。

終局後は田丸九段に将棋世界用の取材を受けました。タブレット端末での記録、棋譜入力システムについて書いていただくようです。

これで朝日杯は二次予選進出。次はまだ発表出来ませんが強敵との対戦が組まれています。頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする