PC/モバイル同時中継。
ニコ生解説は電王戦Final大将格の阿久津八段と安食女流のコンビです。
日経本社では中村太六段、東京将棋会館では渡辺二冠の解説会もあります。
羽生2連勝、豊島2連勝ときての最終局。ここでのタイトルの行方は、竜王戦と合わせて今後数年の将棋界の流れを決めることでしょう。
本局、新聞解説として現地に伺います。
歴史的な一番を間近で見られるとあり、大変嬉しく思います。
観戦記はPonanza作者の山本一成さん。
以前担当記者の方と山本さんとご一緒した際、
「観戦記書いてみませんか」という話を横から聞いて
「じゃあ解説します!」
と軽い気持ちで言ったことがまさかこういう形になるとは夢にも思わず、驚くばかりです。
最近、コンピュータの考え方を元に人の思考を導き出す、という話を聞きました。
将棋で例えれば、コンピュータは膨大な手を読んで局面を数値化して手を導き出すことはよく知られています。
同じ一手を指すとして、人間はどういう思考でその手を導きだしているのか。1秒で500万手読むコンピュータと比べたらわずかにしか読めなくてもその手に辿り着ける、それは一体どういうことなのか。
今回はPonanzaの作者が観戦記なので、当然ソフトの考えも取り入れながら対局を観戦することになるでしょう。その考えを見ることで対局者がどういう思考をしているのかを少しでも導き出す、ということを自分のテーマとして持って臨みます。
歴史的な一戦をどうぞお楽しみください。
それではまた