2014年03月30日

第3回電王戦第3局 YSSのログを調べてみました

既報の通り豊島七段がYSSに横歩取りで快勝しました。
早速YSSはログを開示しており、大変興味深く、昨日の夜から夢中で見てしまいました。
以下に気がついたことを箇条書きで。

・1手につき、序盤は357秒、中盤戦以降は511秒で指すというのが基本だった。ただし途中でそれが493秒になったり揺れていて、なぜかは開発者の方に聞かないと分からない。

・序盤、△8六歩のところでは△2三歩や△4二玉や△4一玉も候補だった。
これは豊島七段に聞いた話とも一致。△2三歩には対策があったが、△4二玉や△4一玉は手強いと思っていたらしい。

・話題の△6二玉は、ほぼその一択とみていた。△2三銀や△3四飛も練習では指された、とは豊島七段談。

・それなりに時間を使っても△6二玉しか考えていないので、時間を使えばこの手を回避できるのかどうか、YSSに限っては疑問とみる。

・△6二玉では△5二玉が定跡でプロで大流行しているが、コンピュータ将棋のお気には召さない。電王戦第2局の時に色々なソフトに定跡を外させて聞くと△5二玉を示すソフトは見当たらず。△5二玉以外の場所へは行こうとするので、もしや△5二玉は疑問手なのか?!

・△3三同桂の辺りでは▲2一角には△4四角と読んでいたのに、直前に△3一銀に変更。この変更が運命の分かれ道だったかは不明。

・記者会見でも話していたように、練習では△4四角ばかりで△3一銀は1局だけだったとのこと。研究も薄いところだったようで、豊島七段にとってYSSの選択が吉だったかは微妙。

・△4四角以下の変化で、豊島七段が警戒し控室でも深く研究されていた手はログには表示されていない。

・△4四角で△2五歩も大変と思われるが、その手も表示されていない。

・▲4八銀はYSSにとって意外だった。対して△2一歩が有力と控室ではみていたが、YSSは△4四角一択。ちなみに控室で調べていた感じでは△4五桂が最有力だった様子。

・△9九角成と△2四飛でYSSが一気に形勢を損ねたというのが控室の見解なのだが、YSSはどちらもほぼその一手とみていた。

・▲3九金〜▲2九金打は人間からすると怖い竜を取って▲4二飛が残るので好手順にみえるが、いまいち評価していない様子。金香と飛の二枚換えだからか?

・▲2九金打と指されたところでYSSは不利を自覚したようだ。

・例の△1四金のところでは、少し前に△7九とに▲6五桂という手に気が付き、一生懸命に手を探して、ゆえに打った様子。代わる手は△1四歩だった。人間なら負けても△7九と、とやるところ。

・この△7九とに▲6五桂というのは人間にはひと目で、以下△7八とが詰めろにならないので▲5三桂成から詰めろが続けば勝ち、というのはアマ高段者なら分かること。

・しかし手数が長いのでコンピュータには読みにくい順。ログを見ると、▲6五桂以外では先手が大変なので、ゆえに途中までYSSは有利と読んでいる。しかし▲6五桂に気が付き、そこで長手数を読むことで段々と評価値が落ちている。

・なお我がPCのコンピュータ(スペックまずまず、ソフト性能良)に△1四金と打つ局面を511秒考えさせたが、▲6五桂には思い至らず。ただ▲6五桂の局面までいくとその手の良さが分かるので、読みでフォロー出来るかギリギリの手なのかも。

・これは昔から知られているコンピュータ将棋の弱点。一本道の長手数に弱い。意図的にこういう局面に持ち込むと人間がかなり有利だが、当然簡単なことではない。

・意図的に持ち込むのは現実的ではないが、そういう局面が現れやすい展開はある。その展開に持ち込む可能性をいかに高めるかが大切かも。

・このあとマイナスが4桁になり、終局に向かった。

・全体的に読みが噛み合っていない。

・読みに不可解な手が結構見受けられ、YSSにとって苦手な展開だったのかもしれない。

・コンピュータ将棋全般がこういう展開を苦手としている可能性もある。

・△6二玉が大悪手で将棋は終わり、というのはいくらなんでも短絡的というか、将棋はそんなに簡単ではないはず。初見では悪い手だと思ったが、そういう手が革命的な手になる可能性もある。結果だけで判断してはいけない。△6二玉〜△2三銀が成立すると、横歩取りに新たな風が吹くかも。

・ただし△6二玉と指したことでコンピュータ将棋が苦手とする展開に陥ったとはいえる。勝負という意味ではYSSの敗着は△6二玉だったかも。


豊島七段とも終局後に話をして興味深いことも多くありましたが、その辺りのことは観戦記担当の船江五段が書かれるでしょうからここでは記しません。
こうして両者の話(片方はログ)を聞けたことで一局の理解がより深まりました。

この一局は今後の対コンピュータ戦に於いて、エポックメイキングとなる可能性があります。
第1・2局のような揉み合いより、一気に勝負がつくスプリント勝負に持ち込んだ方がいいのかもしれません。
今までの電王戦で棋士が勝った将棋(第2回第1局阿部光四段、第2回リベンジマッチ船江五段、第3回第3局豊島七段)は全てそうでした。
コンピュータ将棋が苦手ということと同時に、人間側が集中を持続する時間が短くていいという理由もありそうです。
ソフトが踏み込んでくると「読み切られたか」と弱気になりやすいですが、そこで踏み込む勇気が対コンピュータには必要のようです。


第4局は森下九段とツツカナの対戦。
森下九段もツツカナの中盤力をかなり警戒しているので、この将棋のように一気に激しくなる戦いに持ち込む可能性はありそうです。
次局もご注目ください。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 10:03| Comment(8) | TrackBack(0) | 電王戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月28日

電王戦第3局告知

明日土曜日は電王戦第3局豊島七段−YSS戦。
対局ページ
対局PV
棋譜中継は日本将棋連盟モバイル

棋士側が2連敗で迎える第3局。豊島七段にはプレッシャーのかかるところです。
第2局の時に話した時は、自信があるような無いような、という感じにみえました。
いい将棋が見られること、期待しましょう。

この将棋の観戦記を船江五段が書くというのは驚きました。
電王戦への思いが詰まった、いいものになることでしょう。

私は今日から月曜日まで大阪へ出張です。電王戦も現地に行きますが、それ以外に日曜日は先日告知したAppleStore心斎橋でのイベントがあり、今日は各地で打ち合わせ多数です。
対局以外で大阪に行く機会は少ないので、美味しいものなども楽しんでこようと思います。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 08:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月25日

王将戦決着局、3/30AppleStore心斎橋イベント、4/15ねこまど将棋教室など

明日は王将戦第7局渡辺王将(3勝)−羽生三冠(3勝)戦。
PCモバイル同時中継。

ニコ生解説、1日目は中村太六段と安食女流のコンビ
2日目は久保九段と藤田女流のコンビです。

頂上決戦の決着局。非常に楽しみな一戦です。


3月30日(日)に大阪心斎橋にあるAppleStoreでイベントを行います。
iPhone、iPadを使って将棋を楽しもう!というもの。
大阪でのイベントは初めてで、ちょっと緊張します。
詳細、事前予約はAppleStore心斎橋のHPで。


4月15日(火)にねこまど将棋教室で指導対局会を開催します。
詳細、事前予約はねこまどHPで。4/15(火)遠山雄亮五段 指導対局会
6人集まらないと開催されないようなので、なんとかみなさんのお力を(笑)
ここでしか聞けないような、駒落ちのコツなどをお教えしたいと思います。


電王戦では第3・4局で大盤解説会を行います。
「千駄ヶ谷を将棋のまちに」プロジェクト 第3回将棋電王戦<第3局>解説会のご案内
「東竜門」主催 第3回将棋電王戦<第4局>解説会のご案内


最後に、兄弟子が昇段したとのこと。おめでとうございます!
師匠は来年の昇段が決まっていますし、久しぶりに一門に明るい話題が続きます。
佐藤和俊五段が六段に昇段


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 20:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月23日

第3回電王戦第2局

やねうら王のノーマル四間飛車に佐藤紳六段の居飛車穴熊という、ファンに人気のある戦型に。
この形はプロ同士では居飛車側の勝率がいいのですが、振り飛車の形勢が悪いわけではありません。ただ穴熊を相手にするのは骨が折れます。私もこの戦型をずいぶん指しましたが、振り飛車をもって勝つのは相当に大変です。

佐藤六段の△6四歩〜△6三香が鋭い手で角を召し捕り、有利になったかと思いましたが、図の▲4八金引が粘り強い手でした。前回の船江五段−ツツカナ戦を彷彿とさせる、タダ取られからの二枚腰です。


2014.3.22佐藤紳−やねうら王73手.gif


後手とすればリードしたかと思ったところで具体的な手が見えず焦る局面。
ここでの△6七香成がどうだったか。△8九竜が検討されていた手で、難解だったと思われます。
また検討室にいたツツカナは△4一角!という指摘。3二にカナ気を打たせず△1四角を狙う、と言葉にすれば難しくありませんが、この手は気がついても指せない手ですね。

最後は▲7五歩を△同角と取ったところでやねうら王の評価値が跳ね上がったとのこと。この辺りは後手が辛い将棋だったようです。

色々あった中でいい戦いをされた佐藤六段ですが、結果は無情です。第1・2局とも真っ向勝負で中終盤で競り落とされており、今後が不安になる内容です。とはいえアンチコンピュータ戦略も採りづらいでしょうし、プロ側は難しい戦いと現実を突きつけられている状態です。

控室に豊島七段が来ていて色々話をしましたが、当日に備えてインフルエンザの注射を打ったとのこと。人間は気を使うことが多くて大変です。
第3局ではいい体調と精神状態で素晴らしい戦いをされること、期待しています。
私も現地のあべのハルカスに行く予定です。他の仕事も兼ねて週末は大阪へ出張します。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 21:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月21日

電王戦第2局告知

明日土曜日は電王戦第2局佐藤(紳)六段−やねうら王戦。
対局ページ
対局PVは諸事情あって現在は非公開です。
棋譜中継は日本将棋連盟モバイル

ごたごたがあって迎える第2局。対局者の佐藤六段の心境はいかばかりか。なんとか少しでも平常心を取り戻し、いい将棋を見せてもらいたいものです。
今回の騒動は佐藤六段は勿論、これから出てくる対局者にも大きな影響を与えたことでしょう。
人間は弱いもので、心技体のどれかが崩れると力を出すことが難しくなります。こういうことに無縁なコンピュータは羨ましい限りです。

この第2局は電王戦という存在にとって、非常に大きな意味を持つ一戦となるでしょう。
私も現地に赴き、諸々行う予定です。様々な出来事をこの目で見てこようと思います。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 21:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 電王戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月18日

ここ数日

先週火曜日の順位戦からの1週間を簡単に振り返ってみます。

水曜日はのんびりしたり軽く仕事をしたり。順位戦の翌日は歯医者とマッサージに行くのが恒例です。
木曜日は午前中テニスだったのですが、1時間程度で雨が強くなって終了に。ガッカリ。
戻って仕事して、夕方から確定申告で税理士さんのところへ。終わると本当にほっとしますね。
戻って再び仕事。

金曜日は午前中に自宅で仕事をして、午後からは将棋会館で仕事。このパターンは落ち着きますね。
夜は知り合いの方に超がつくほど美味しいフレンチにお招きいただきました。
前向きな話やオススメのお店をたくさん聞かせていただき、楽しい時間。

土曜日は電王戦第1局で現地有明コロシアムへ。記者会見の終わりまで控室にいて、終了後に棋士女流棋士と一緒に出ました。打ち上げに行きそうな流れでもあったのですが、翌日に棋士女流棋士カップルの結婚式があり、出席者が多かったので自重。私も前日だいぶ飲んでいたのでちょうど良かったかも。
帰宅して天童でいただいた日本酒を熱燗にして一杯。

日曜日は休日にしては珍しく将棋会館へ。千駄ヶ谷駅は「もののふ」と呼ばれるももクロファンでいっぱいでした。奨励会幹事との打ち合わせや諸々の作業など。
終了後は妻と一緒にサカナクションのライブへ。サカナクションすげえな、という感想。楽しかったです。

月曜日はお休みと位置づけ、丸一日買い物へ。自分でも驚くくらい買って散財しました。たまにはいいですね。色々新しくなって気分もいいですし、ストレス解消にもなります。
そんな日に限って大量のメールが来ていて、帰宅後に一部を返信。残りは今日に。。

今日火曜日はこれから健康診断。そのまま将棋会館で仕事をし、夜はAppleStore銀座のトークイベントに出演します!
3/18(火)アップルストア銀座で電王戦トークイベント開催!
プロデュースを手がけたイベントで、ついに当日を迎えます。楽しんでいただけるよう頑張ります。


こんな調子で過ごしていると日々があっという間です。2014年が1/4を過ぎようとしている事実に呆然とします。なんとか充実の日々を送りたいもの。
今週はvsもあり、将棋盤にゆっくり向かう時間も取れそうです。
週末の電王戦は現地両国国技館へ。日曜日は再びAppleStore銀座でイベントがあります。
3月を乗り切れば、4月以降は少し時間が出来そうですが、果たして。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月16日

第3回電王戦第1局

既報の通り、習甦が菅井五段に勝ちました。
朝から一日控室に詰めており、検討も行いました。
勝負のポイントとなったであろう局面は以下の図。


2014.3.15菅井ー習甦56手.gif


7二の飛を△4二飛としたところ。この手が検討陣を唸らせた好手。傷を消しながら4筋に勢力を集めた、と言葉にするには簡単ですが、なかなか指せる手ではありません。菅井五段も指された時に読んでいないという表情でした。
対して▲5七金が弱気な手でどうだったか。▲5六金と前に進めば、勝負は分からなかったと思います。
本譜は▲5七金に△5四銀とされて制空権を握られてしまい、以下は勝てない将棋だったようです。

金銀のもみ合いというコンピュータ将棋が一番得意とする分野での戦いとなってしまい、習甦の実力を十二分に出されてしまいました。勿論菅井五段はそういう展開は避けたかったでしょうが、そう簡単にできるほど将棋は易しくありません。本局はコンピュータ将棋の対抗形の強さを改めて実感する一局でした。

局後の記者会見で第2局に関する言及とPVの公開がありました。
ビッグイベントの運営ということで色々なことがあるのは致し方ありません。私としても知らないことばかりで、記者会見を見て知ったことも多く、判断つきかねています。
2点残念なのは、
・前回の記事で書いた「ファンに喜ばれるかどうか?」の雲行きがだいぶ怪しくなったこと
・佐藤紳六段はじめここから登場する棋士が、集中して盤に向かえるかが大変心配なこと
将棋連盟が出来る唯一最大のことはイベントを成功させることですし、関係者一同それに向けて頑張るよりありません。
私もこのイベントをネット・モバイル事業の発展につなげられるよう、2局目以降も全力で取り組んでいきます。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 15:40| Comment(7) | TrackBack(0) | 電王戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月14日

第3回電王戦開幕!!

明日15日(土)からいよいよ棋士vsコンピュータの第3回電王戦が開幕します。
第1局は菅井五段−習甦戦。

対局ページ 第1局PV
棋譜中継は日本将棋連盟モバイル

今回コンピュータの指し手はロボットアームが再現します。
「第3回将棋電王戦」将棋界初!ロボットアームを全対局に採用 新たな協賛企業デンソーが開発
DENSOロボットアーム[電王手くん] PV

いよいよ始まりますね。とてもワクワクします。
この記事を書くのにBGMがてら今までのPVを流していたのですが、第2回のエンディングPVは何度見ても素晴らしいですね!
皆さんも電王戦の熱気をニコ生や日本将棋連盟モバイルでぜひ感じてください!

電王戦はネット・モバイル事業にとっても非常に大きなもので、このビッグイベントをどう活かすか、またどう今後につなげていくか。モバイル編集長としても頑張りどころです。
今までの電王戦も全て会場に行っていますが、今回も出来る限り現地に赴き、糧にしていきたいです。

故米長永世棋聖がお話されていた(よくPVにも使われていた)「ファンに喜んでもらえるかどうか?」、これが電王戦の成功、また事業の成功というところで、大切なことです。第2回電王戦の総括で記事にもしました。
電王戦総括 「将棋界は何と戦っていたのか」
「ファンに喜んでもらえるかどうか?」これをいつも胸におき、私自身も自分の戦いを進めていきます。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 10:01| Comment(3) | TrackBack(0) | 電王戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月12日

佐々木(勇)四段戦

先手で石田流にかまえ、相美濃から急戦調の将棋に。
戦いに入る前に好手を指され、リードを作られてしまいました。
そこから追い込むも、届かず。

これで順位戦は2014年に入ってから1度も勝てずに終わってしまいました。
非常に残念です。
今年はそれ以外にも不調か実力か、全く星が伸びていません。

ここまで状態が悪いということは、心技体全てに於いて問題があるということでしょう。
いっぺんに良くするのは難しいので、一つずつ改善して状態をあげることが目標です。
今は悔しい思いでいっぱいですが、この気持ちを忘れずに捲土重来目指して頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 21:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月10日

明日対局

明日は第72期順位戦C級2組10回戦、佐々木(勇)四段戦です。

順位戦最終戦は互いにとって大きな一番になりました。
今期は順位戦にかけていました。その集大成となる一局にしたいものです。
ここ最近では一番状態がいいように感じます。
全力で頑張ります。

順位戦は日本将棋連盟モバイルと名人戦棋譜速報で中継をしています。
日本将棋連盟モバイルは順位戦は注目局のみ中継。今回は私の対局も中継されます。
名人戦棋譜速報は順位戦専用サイトで、全局中継しています。スマートフォン&タブレットにも対応。
ぜひご活用ください。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月08日

最近のリリースについて

ここ最近、わりと自分と関わりのあるリリースが日本将棋連盟より発表されました。
せっかくなので、ここにまとめておきます。
興味あるものは、ぜひリンク先に飛んでください。

3/18(火)アップルストア銀座で電王戦トークイベント開催!
中村太六段と山本一成さん(Ponanza開発者)の電王戦などの対談イベント。私はプロデュースをしていて、司会も務めます。事前予約制なので、お申込みはお早めに。

初心者用サイト&アプリの「将皇」を日本将棋連盟後援に認定!
初心者用将棋サイト・アプリとして普及に大きな貢献をしている「将皇」。後援を贈ったことで、今後色々と絡みができそうで楽しみです。

i羽生将棋 Android版をGooglePlayで配信開始
こちらは初心者〜有段者まで楽しめる日本将棋連盟公認アプリ。待望のAndroid版がリリースされました。
リリース元のアイデス社とは色々と協業させていただいていて、将棋への理解の深さに感謝しています。

将棋アプリ『将棋ウォーズ』、日本将棋連盟公認の免状・認定状申請サービスを開始!記念に10秒将棋の提供もスタート!
大人気の将棋アプリ「将棋ウォーズ」で免状が取得できるようになりました。早速申し込みが相次いでいると聞いています。

「電王ponanza(ノートPC)に勝てたら100万円!挑戦者求む!」
ここまで3日間行われ、Ponanzaがアマチュアに対して124連勝と無慈悲な強さを見せています。
20分切れ負けというルールが予想以上に人間側に重くのしかかっているように感じます。
最終日に一矢報いて100万円をゲットする猛者は現れるのでしょうか?!

ネット・モバイル事業は最近一層賑やかになっています。
そしていよいよ第3回電王戦も来週末に迫ってきました。
今回は「電王戦ガイドブック」で取材を受け、展望や電王トーナメントの感想が掲載されています。
ぜひこちらをチェックして、あの興奮を期待していてください。




それではまた
posted by 遠山雄亮 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月07日

中村(亮)五段戦

振り駒で先手になり、相振り飛車模様の将棋に。
互いに突っ張った手順で、すぐにのっぴきならない戦いとなりました。
迎えた図。先手▲が私です。


2014.3.6中村(亮) 王将戦26手.gif


激しくいくか、穏やかにいくかの選択を迫られた局面。
ここで穏やかに▲5五同角と取ったのが敗着でした。
激しく▲3四歩から攻め合いにいけば悪くない展開だったようです。

どうにも歯車が噛み合わない、苦しい状況です。
大きな勝負となる順位戦まで日が少ないですが、いい状態へ持っていく努力を怠らず、日々過ごしていきます。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月05日

明日対局

明日は第64期王将戦一次予選1回戦、中村(亮)五段戦です。

先週は連日のニコ生、ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました。
初解説はちょっと緊張しましたが、楽しかったです。冒頭になるべく易しい解説を、とお話しましたが、言うは易しで難しいものですね。今後も努力していきます。
翌日のニコ生は、Ponanzaの山本さんとノリ良くお話できたと思います。共演の皆さんにも興味持っていただけたようで、わりとうまく話せたつもりです。

週末は1泊2日で天童支部50週年のお祝いの会へ。素晴らしい会で大盛況でした。
最近はその他諸々慌ただしく、バタバタの日々を送っています。更新も滞ってしまいました。
今日は午前中からvsで、ゆっくり将棋盤に向かって明日に備えられそうです。
頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする