前例の少ない格好で一手一手に苦労する展開でした。
夕食休憩明けにようやく開戦。うまくさばいて僅かながらリードしました。
後手が△1五歩と勝負手を放ってきたのが図。ここで終盤の入り口では異例の1時間近い長考に沈みました。
先手▲が私です。
考えに考えた末に指した▲5六角成が敗着になってしまいました。
時間も体力も残して夜戦に入り、急所の局面という判断も正しかったのですが、惜しむらくは手がいい所に行きませんでした。
正解は▲4四歩の突き捨てで、善悪微妙と思いましたがこの際の好手でした。
非常に難しいながら、長考の中身が充実していればその辺りの機微に気が付けたでしょう。
▲4四歩△同銀▲4七銀という手順であればリードを広げられたようです。
ここでのミスが響いて最後はどう指しても一手足りず。
残念な敗戦でした。
実力不足は辛いですが、分かりやすい課題でもあるのでまた勉強すればいいことです。
悔しいですがこれを糧に順位戦残り2局も頑張ります。
それではまた