2010年05月08日

島九段戦

振り駒で後手となり、ゴキゲン中飛車へ。丸山ワクチンと呼ばれる角交換の将棋へ進みました。前局の松本戦と一緒の進行で、最近は急戦調の将棋が流行しているだけに不思議な感覚でした。

小競り合いの後長い駒組みとなり、局面がほぐれてきて迎えた第1図


22.5.7島戦@.gif


△4二桂と取ったばかり(△8五銀と取った)の桂を打ったところですが、ここは手応えを感じた局面。相手の角が詰んでいます。
更に、例えば▲4五角と無理に逃げると△同桂▲同歩△5四桂


22.5.7島戦A.gif


こうして二段活用出来るのも効果的です。
将棋世界の自戦記にも書きましたが、こうして水面下に都合の良い手が潜んでいるのは流れが良くなってきた証拠。
本譜は▲8五歩△3四桂と進みましたが駒得が大きく形勢も良かったようで、以下押し切る事が出来ました。


本局に関しては序盤辛抱強く指せたのが良かったようです。島九段に連勝出来た事、予選決勝に進めた事、どちらも大きな喜びを感じます。
次も頑張ります。


昨日の名人戦は羽生名人が勝って3連勝となりました。
終盤は手に汗握る大激戦で、自宅に戻ってからPCの前に釘付けでした。衛星放送も観ましたが、あの時間に生で映像が観られるのはとても嬉しい反面、一番良い所で終わってしまったのは勿論しょうがないですが残念でした。

第1局といい、本局といい、三浦八段としては寸前のところで勝利が逃げていってしまい、届きそうで届かない、そんなもどかしい感じです。際どい所で勝利をさらっていくのが羽生名人の強さとも言えそうですね。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 10:51| Comment(2) | TrackBack(2) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月06日

明日対局

明日は第36期棋王戦予選準決勝、島九段戦です。
島九段とは2度目の対戦。前回の将棋がちょうど将棋世界今月号の勝又六段の講座に出ていますが、望外の短手数の勝利でした。

今回も良い将棋が指せるよう頑張ります。今日は自宅で体を休めつつ対局へ向けての準備の一日にします。


さて今日から名人戦第3局が始まりました。
羽生名人2連勝で迎えています。
決着は明日夜の予定です。

以下は衛星第2の放送予定
6日(木)17〜18時
7日(金)9〜10時
    16〜18時
    20時50分〜21時 「速報!将棋名人戦第2局」
    24時40分〜24時50分 ※再放送の場合があります。
解 説:渡辺明竜王
聞き手:鈴木環那女流初段

ネット中継は名人戦棋譜速報

本局は各地で大盤解説会が開催されます。
全国の開催地ならびに開催日はこちら
現地、東京の大盤解説会の詳細はこちら
是非お近くの会場で名人戦をご堪能ください!

名人戦が気になる中ですが、まずは自分自身の対局に集中していきます。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

コンピューター将棋選手権など

表題は既報の通り激指が優勝しました。
決勝は実力伯仲の戦いで、序盤の安定感が激指の勝因だったのではないかと思いました。

強い事は周知の事実なのでその部分は省略。
大会終了後全ての棋譜を見て私が印象に残った事は、戦法について。前回大会と比べて振り飛車が減り、相居飛車のわりと新しい戦法が多く見られたように感じました。
これはどこに原因があるのでしょう。
また振り飛車の将棋は全体的に古い形(角道を止めるタイプ)が多く、プロで大流行の(角道を止めない)力戦振り飛車の将棋がすごく少なかったように思います。

コンピューター同士の戦いは人間とはまた違った味わいがあり、すごく楽しんで観ていました。
でも序盤も整備され、終盤はトン死もあったり、どんどん人間らしくなっている感じもしますね。

さてコンピューター将棋といえば、秋口に清水女流二冠との対戦があります。今度はそちらで注目される事でしょう。この一戦は私も注視しています。


GW後半は、予定外によく遊びました。久方ぶりの友人に会うにはちょうど良い時期ですからね。天気にも恵まれて十分楽しみ、リフレッシュ出来ました。今日の夜からまた通常に戻しているところです。

皆さんも明日からまたお仕事という方も多い事でしょうね。お互いまたネジを巻き直して頑張っていきましょう。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 20:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

コンピューター将棋選手権2日目

今日は2日目。二次予選が行われています。
中継は選手権のHP

暴力的(?)な将棋で一次予選を勝ち上がった稲庭将棋もさすがに二次予選では苦戦しています。これだけコンピューターらしさの弱点を的確についたソフトは無いでしょうが、それを打ち破る事が出来るというのが今のコンピューター将棋の進化を的確に表していると思います。

二次予選では前評判通り激指が驀進しています。また直前のオープン戦でGPSを破って注目を集めていたボンクラーズも前評判通り強いですね。予選突破は確実そうです。

古豪柿木将棋は、最近柿木さんとご一緒する機会が多いので個人的に応援していますが、決勝進出はなかなか厳しそうです。
将棋を見ていると二次予選のチームの中では一番本格的な将棋を指していますが、逆に本格的すぎて浮いているような(笑)それがあだになっている部分もありそうな気がします。



決勝は明日。二次予選を勝ち上がった5チームを待つのは、シードの3チーム。
昨年優勝のGPS、そして準優勝の大槻将棋。更にはBonanzaと文殊が合体した(まるでドラゴンボールの世界ですね)Bonanza Felizも大注目。明日も目が離せません。


がしかし、その明日は私用で早朝から出掛けて帰りは遅くになりそうで、生で観られず大変残念です。
というわけで更新も明日はお休みします。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

開幕

今日は2つ開幕するものがあります。
恒例となっってきた大和証券杯。今回で4回目を迎えます。
開幕カードは森内九段ー郷田九段戦。
なにやら開幕から重々しい雰囲気…になりそうなところで解説はおやじギャグを得意とする豊川七段。楽しい一局になりそうです。

中継は大和証券杯ネット将棋公式HP
観戦には簡単な登録が必要となります。


そしてもう一つはコンピューター将棋選手権の開幕です。
HPはこちら
参加チーム一覧はこちら

今日は一次予選で、明日が二次予選、明後日が決勝となります。
見所はこちらから
この見所が非常に面白く、まずこちらをご覧になってから大会を見るとより興味深く観戦出来ると思います。
今日の見所は
「1.コンピュータ将棋の穴:真剣に時間切れがちを目指す「稲庭将棋」(丸山(黒田)スペシャル)の戦いっぷりは?」
だそうです。
いきなり丸山スペシャルがさく裂して千日手になってましたね。でも千日手は引き分けというルールなので、予選突破は難しそうな気が。。
【追記】2局目は5秒で千日手になった、らしいです。

他ではponanzaに注目。ふざけた名前(笑)ですが実力は本物と思います。制作者は将棋世界でコンピューター将棋について連載を持っている方です。


今日は急に予定が無くなってしまったので、のんびりした日にしようと思います。

それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

キックオフ飲み

昨日は午後からミーティングがあり将棋会館へ。昼過ぎに行って気が付けば夕方。やる事を片づけて退散し、夜は携帯事業を一緒に運営(準備)しているチームでキックオフ飲みでした。
キックオフとは、何か事業などを始める、という意味があるそうです。妻に教わりました。彼女は普通に勤めているので色々教わる事も多いです。
余談ですが、エクセルとか作ってもらう事も多く、いつも助けられています。

多種雑多で行われた飲み会は、心配も杞憂で楽しいものでした。技術者が多いのでそういう話が多く分からにくい点も。でも楽しい未来を描く面々との時間は有意義です。私より若いメンバーが楽しく仕事をしていると言っていたのにはホッとしました。

今日は起きてから昨日のミーティングの処理など。まだメールの返信等出来ておらず、出掛けるまでに片づけてという感じになりそうです。


さて今月号の将棋世界ですが、私の自戦記が掲載されています。他にも注目記事満載ですので是非お手に取ってみてください。


GWは訪問者が激減するのですが、普通に過ごしていますので通常通り更新を続けていく予定です。どうぞよろしく。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:43| Comment(5) | TrackBack(1) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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